平成21年7月25日(土)雨の千歳から、4月に開港したばかりの「富士山静岡空港」へ。北海道へ移住して5年目の夏に初めて本州遠征を行った。空港でレンタカーを借りて静岡市内のビジネスホテルに宿泊し、梅雨明けの遅れた静岡の夜を飲んで遊んだ。
26日(日)朝寝坊して4時に慌てて出発。静岡県井川まで、Vitzは狭い道を駆け抜けた。バスの出発まで1時間近くあり、ゆっくり山の準備をした。要らない物は車に置いて。
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トイレのある広大な駐車場
山小屋利用者は無料(前金が宿泊代に充当されます)
椹島にはオシャレな売店等があります
9:06椹島→13:40赤石小屋
晴れて来て気持ち良く登山開始(帰りは雨)
広大な社有林エリアに驚きます
国立公園ではないのかな?
昼食後1時間余りで標高2500m付近へまだ森林がうっそうとあり南アらしい景色です
赤石岳の山頂は奥で見えません
お世話になる赤石小屋
ビールを飲んで過ごしました
27日(月)夜半から本降りの雨でした
5:01赤石小屋→7:43赤石岳7:46→9:54荒川小屋
懐かしいハクサンシャクナゲ
良く整備された登山道
まだ森林限界を越えません
風雨の赤石岳山頂
展望無く、お花畑を楽しみました
当時は防水カメラ(TGシリーズ)ではなく写真映りはダメです
10時前雷雨となり、荒川小屋へ逃げ込みそのまま宿泊しました
前線が通過し登って来た小赤石岳が姿を現しました
富士山
感覚的には富士山も南アルプスに入れても良いという近さです
荒川三山、3100mの稜線を見上げて夕食に戻りました一番天気が良かった時間帯でした
28日(火)どんよりと曇った荒川三山を歩き雨の椹島へ
4:59荒川小屋→8:05悪沢岳8:17→15:09椹島ロッジ
雷鳥がいて南ア最大のお花畑を通過
赤石岳が一番良く展望できた
ミヤマシオガマとイワベンケイ
3100mの稜線は高山植物が沢山咲いていました
北に比べて南は花期が早い印象でした
悪沢岳3141m
日本第6位の標高、因みに7位は赤石岳3121m
嬉しさに泣いている?実は強烈な花粉症で鼻と涙が止まりません
赤石小屋で薬を飲み始めましたが飲んでも飲んでも悪化の一方でした
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山頂から北に延びる南アルプスの展望を懐かしく楽しみました
塩見岳の奥に仙丈ヶ岳3033m(2回登頂)、甲斐駒ヶ岳2967m(98.07.19)、北岳3193m(05.08.24)など
南側は赤石岳の奥に未登の聖岳
シナノキンバイ
千枚岳(2880m)で昼食を取り高山植物を愛でながら、鼻をたらしながら火事で再建中だった千枚小屋へ
雨が降り始め次第に本降りへ
一歩歩けば鼻水が滴り落ちるけど、雨で分からなくなり好都合
行き交った登山者は数人と少ない
移住前の花粉症の症状と全く同じで、雨と同様とどまる所を知らず流れ落ちる
雨の椹島へ無事下山し、椹島ロッジへ
タオルで鼻を押さえて、宿泊手続きをした
濡れた物を乾かす
もう持参のティッシュが無く、トイレでトイレットペーパーを
細かく切ってたたんで枕元に
残薬を数時間ごとに飲むけど、鼻水は止まらない
夕食は5分以内に食べたけど、鼻をかまずには5分は持たない
部屋でTVを聞きながら仰向けに寝ると鼻水が喉を通って飲み込んで循環(笑)
29日(水)朝に雨が上がった。1日半の予備日が余った。
最後の薬を飲んで、ティッシュを鼻に突っ込んで椹島からバスで駐車場に。これ程の花粉症発作は予期していなかったため、車に残した薬箱から強烈な薬を2種類飲んで、静岡から滋賀県に帰省した。東名に入る頃には鼻が止まり、強烈な眠気に襲われた。5年ぶりに飲む強烈な薬、以前は慣れて目や口が渇くだけだったけど。両親は、私の突然の来訪を喜ぶとともに、まぶたが腫れ上がり顔の形が変形した姿に、北海道への移住した事を「正しい判断だったね」と。
1994年に父にプレゼントしたエスティマ(ディーゼル4WD)
大切に15年も乗ってくれていた
近くに住む妹や姪達が来てくれ話が弾んだ
弟夫妻と甥も顔を出してくれた
夕食は両親と妹達を連れ出して焼き肉を食べに行った
30日(木)滋賀県から静岡空港へ。
今頃晴れて気温が35℃に。千歳は19℃で雨が降った。こうして、久し振りの南アルプス山行が終わった。
今年は、この年と暦が全く同じ7月25日(土)から7月30日(木)に、3年連続でHiroと「富山きときと空港」から北アルプス遠征。予備日1日であの山の頂を目指します。